スルガ銀行の自動貸越サービスとは?金利・返済方法を解説

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ATMを利用する男性

スルガ銀行は自動貸越サービスというローン商品を提供しています。

いわゆるカードローンと呼ばれるサービスの1つですが一般的なカードローンにはない特徴があります。

今回はスルガ銀行の自動貸越サービスの概要、利用方法、金利、返済方法などについてご説明します。

スルガ銀行の自動貸越サービスとは?

スルガ銀行の自動貸越サービスは、普通預金口座に付帯した自動融資サービスです。

通常のカードローンと異なるのは、こちらから借り入れの申請をしなくてもスルガ銀行が必要に応じて自動的に融資をしてくれる点です。

引き落とし日に残高不足でも安心

たとえば、クレジットカードの代金や公共料金、保険料などの各種料金の引き落とし日に預金残高が足りない時、通常であれば各社から支払いがされなかった通知が届き、自分でコンビニ等に支払いに行くか預金口座に入金をして振替日まで待つ形になります。

しかし自動繰越サービスを契約していれば、万が一残高が不足していてもスルガ銀行が自動融資という形で差額分を補填してくれます。

ですので支払先ごとに対応する必要がなくなります。

通常の借り入れも可能

自動繰越サービスを利用することでATMでの借り入れをすることもできます。

冠婚葬祭など急にまとまった金額が必要となった時に便利です。スルガ銀行は静岡県に本店をもつ地方銀行ですが、北は北海道から南は福岡県まで支店を持ち、また全国に提携ATMもあるため広い範囲で利用が可能です。

これらのサービスは限度額内であれば何度でも利用することができます。借入金の使い道に制限はありません。

ローンカードが不要

自動繰越サービスは普通口座のキャッシュカードにキャッシング機能が付与される形になります。

したがって一般的なカードローンのように別途にカードを取得する必要がありません。

財布の中でカードがかさばることがありませんし、ローンカードを持っていることを人に見られる心配もありません。

スルガ銀行の自動貸越サービスの概要

当サービスの利用可能金額、金利、契約期間は以下の通りです。

利用可能金額

利用可能額は10万円以上500万円以内で、10万円単位で利用することができます。

上限金額は審査によって決定されます。

最終的には審査次第ですが申込時に指定の金額を希望することも可能です。

金利

金利は年利7.0 % ~ 14.9 %となります。

具体的な利率は審査によって決定します。固定金利が採用されていますので、契約時の利率のまま変動することはありません。

利息の計算方法は、毎日の最終残高について付利単位を100円として1年を365日とする日割り計算となります。

100円未満の借入金は利息計算の対象にはなりません。

その他費用

担保や手数料、保証料は発生しません。

原則として保証人も必要ありません。

利用期間

利用期間は契約日から1年後の応答月の末日までです。

たとえば4月に契約した場合、翌年の4月30日が契約末日となります。

ただし期間満了日までに利用者側から特に申し出がない場合は自動的に1年更新される形となります。

更新の際、利用状況によっては限度額が上がったり利率が下がったりする可能性があります。

反対に自動的に限度額が下がったり利率が上がったり、あるいは一方的に契約が打ち切られるなど利用者にとってデメリットとなることは起こりません。

スルガ銀行の自動貸越サービス利用資格

スルガ銀行の自動貸越サービスを利用するには一定の資格を満たす必要があります。

資格要件は以下の通りです。

  • 個人での利用であること
  • 契約時の年齢が20歳以上65歳以下であること
  • 本人または配偶者に安定した収入があること
  • 所定の保証会社の保証が受けられること(スルガ・キャピタル株式会社もしくはSMBCコンシューマーファイナンス株式会社)

スルガ銀行の口座が必要

また自動貸越サービスを利用するには、スルガ銀行の口座を持っている必要があります。

「口座を作りたくないけれどスルガ銀行のカードローンを利用したい」という場合には、同行の「リザーブドプラン」というカードローン商品をおすすめします。

まだスルガ銀行の口座がなく自動貸越サービスを利用したい場合は、普通預金口座の開設と合わせて自動貸越サービスの申し込みができます。

開設にはいくつか方法があるので状況に合わせて選ぶと良いでしょう。

居住地域に店舗がある場合

店舗の窓口、インターネット、スマートフォンのアプリで口座開設ができます。アプリ、インターネットで開設する場合には口座の開設支店を住所近くの店舗から選ぶ形となります。

居住地域の店舗がない場合

お住まいの地域の近くに支店がない場合は、ANA支店やTポイント支店など様々な企業と提携したインターネット支店で開設が可能です。提携先ごとに様々なサービスを展開しており、普段よく使うサービスと提携している支店を選べばその分お得に利用できるかもしれません。

無事審査をパスすれば申込から1~2週間程度でカードが郵送され、その時点から利用が可能です。

すでに口座を開設している場合は、店舗窓口、インターネットで自動貸越サービスの付帯申し込みができます。こちらの場合も審査が必要となりますので一定期間待つ必要があります。

審査の結果によっては利用を断られる場合があります。また審査の際には勤務先に連絡が入ることがありますが、在籍確認が目的なので詳しい内容を勤務先に知られることはありません。申込時に「スルガ銀行と名乗らないで欲しい」と伝えておけば、担当者の名前で連絡してもらうこともできます。

スルガ銀行の自動貸越サービス借り入れ方法

スルガ銀行の自動貸越サービスを利用して借り入れを行う際には以下のATMが利用できます。

  • スルガ銀行
  • セブン銀行
  • ゆうちょ銀行
  • イーネット
  • タウンネットワークサービス
  • イオン銀行
  • 他、スルガ銀行が提携している全国金融機関ATM

利用する際は、「お引きだし」ボタンか「お借り入れ」ボタンを選択します。ATMの「お引き出し」ボタンを選択すると出金額と普通預金残高の差額が自動的に融資されます。「お借り入れ」ボタンを選択すると普通預金残高が残されたまま出金額が自動融資されます。

なおゆうちょ銀行、イオン銀行、全国提携金融機関ATMでは「お借り入れ」は利用できません。

返済方法は2つある

当サービスの返済方法は2通りあります。「定例返済」と「随時返済」です。

定例返済

基本的な返済方法は月々の定例返済です。毎月1日に利用残高に応じた金額が普通預金口座から引き落とされます。借入金額が多いほど月々の返済金額も高くなります。具体的には以下の通りです。

借り入れ残高 毎月の返済額
1万円未満 残りの借入残高全額
1万円~50万円 1万円
50万円~100万円 2万円
100万円~200万円 3万円
200万円~300万円 4万円
300万円~400万円 5万円
400万円~500万円 6万円

月々の返済金額は前月10日時点の利用残高で決定します。たとえば4月10日時点での借入金額が70万円だった場合は、2万円が定例返済額になります。

よって5月1日に普通預金口座から2万円が引き落とされることになります。

また前月10日現在の利用残高が0円の時でも11日以降月末までの間に借り入れが発生した場合は、定例返済日前日までの利息が普通預金口座より自動で引き落とされる形となります。

定例返済が滞ると遅延損害金が発生する

月々の定例返済金を支払えなかった場合は遅延損害金が発生します。

遅延損害金の額は、遅延した分の額に年利19.5%を日割り計算した額です。

たとえば100万円を借り入れた場合、毎月2万円が定例返済額となります。

この金額を翌月1日に残高が足りず返済できなかった場合、以下の計算の通り毎日約10円の遅延損害金が発生します。

【参考】2万円(定例返済額)×0.195(利率)÷365=10.6円

定例返済は遅延損害金から充当される

定例返済金による充当の優先順序は、①遅延損害金、②利息③元本の順番となります。従って遅延損害金が発生すると元本の返済が遅れることになります。

随時返済

定例返済とは別に、任意のタイミングでまとまった額を返済することができる随時返済も可能です。

随時返済の場合、返済金はすべて元金に当てられますので利息が抑えられ借入残高を着実に減らすことができます。

随時返済はスルガ銀行窓口のほか、ATM、インターネットバンキングで行うことができます。ATMで随時返済を行う際にはスルガ銀行の他に以下の提携先が利用可能です。

  • セブン銀行(全額返済不可)
  • イーネット
  • タウンネットワークサービス

なお月々の定例返済が滞っている場合は新規の借り入れと随時返済ができません。

定例返済によって遅延損害金および延滞額が引き落とされるまで待つ必要があります。

まとめ

以上、スルガ銀行の自動貸越サービスについてご説明しました。

預金口座が必要なものの、急な用事でお金が必要になった時、うっかりしていて引き落とし日に残高が残っていない時に強い味方になってくれるサービスです。

条件や利用方法を十分に確認した上で、必要に応じて活用していくと良いでしょう。