カードローン地獄に落ちた主婦が貯金0から脱出した方法

公開日:

30日間利息0など、一見親切なサービスを提供しているカードローン。

しかし、利用していくなかでドツボにはまってしまい、返せなくなってしまう人も多くいます。

こうした人たちは、なぜカードローンを返せなくなったのでしょうか。また、返済地獄に陥ったところからどのようにして立て直しを図ったのでしょうか?

今回はカードローン地獄に落ちてしまった30代後半の主婦の体験談から、なぜ人はカードローンで失敗をしてしまうのか。どん底の状況からどう立ち直れば良いのかを紹介していきます!

(体験談は当サイトに寄せられた口コミを記事形式に編集したものです。)

カードローン地獄から脱出した主婦Fさんの体験談

当時の年齢 30代半ば
性別 女性
当時の職業 主婦
雇用形態 パート
月収 15万円ほど
最初の借入希望額 10万円
最初の借り入れ理由 ドレスの購入費

初めてカードローンを利用してから、一気に返済地獄に真っ逆さまでした。

それまでの私は、財布のひもはむしろ固い方だったと思います。特に結婚してからは夫の少ない稼ぎでやりくりするため、自分の生活は最大限切り詰めてお小遣いを与えていました。

私が変わったのは結婚7年目あたりです。古くからの友人に誘われたパーティがきっかけでした。夫にも「行ってきなよ」と言われたは良いものの、着ていくドレスを持っていません。

今までの生活でたまったストレスを発散するチャンスだと思い、そこそこ高いドレスをこの際買ってしまおう!と考えました。

ただ、パートを増やしてもドレス代なんて到底作れそうにない…。そこで考えたのが、プロミスの利用でした。

最初はシフトを増やせばいいと思っていた

プロミスで最初に10万円申し込んだところ、満額融資が下りました。
そのお金でドレスを買い、パーティに出かけました。当日は結婚後、経験したことないような夢のような時間を過ごし、ちょっとした旅行の予定もたてました。

返済額も月数千円だったので、パートのシフトを週1~2日増やせば十分補えました。「カードローンで自己破産…なんて良く聞くけど、それってよっぽどの人だけなのでは?」なんて甘く見ていたのを覚えています。

どんどん来る誘いを断り切れず増額する羽目に

パーティから数か月後、意気投合した数人と小旅行をすることになりました。

結婚後ずっと家事しかしてこなかった私が明るくなったのを夫も嬉しく思ったようで、「行っておいで」と背中を押されました。

結局、その時は何事もなかったのですが、その後もどんどん彼女達は遊ぶ計画を立てました。

着ている服を見ても正直私とはステータスが違う感じがしていましたが、地元の友人との連絡も絶えがちになってた私は誘われるのが嬉しくてホイホイついていってました。

服装もグループ内で浮かないようにと、少し高級なところで買うようになっていました。

一旦散財しはじめるとシフトを増やしても出費が追い付かなくなり、そこでプロミスの増額審査を受けました。そこで限度額を50万円まで増やしました。

増額してもお金が足りずアコムからも借り始めた

50万円まで増やしたのは良いものの、その分返済額が増えているのに気が付きました。

また、パートをしていることを隠して遊びにいき、その一方で夫には「今日はパート」と嘘をついていたので、家に入れる額も消費者金融から借りて埋め合わせをするようになっていました。

グループで集まり話してみると、私より学歴が低い人、性格に難がある人もいました。それなのに何で彼女たちはタワマンに住み、私は週5でパートをしてるんだろう…そんな悔しさが猛烈に沸いてきました。

「私だって彼女たちと同じような生活がしたい!もうパートなんてまっぴら!」そう考えた私は、パートを退職してアコムからもお金を借りました。

当然ですが、パートをやめると返済する手立てがありません。当たり前ですが、当時の私にはそんなことすら考えることができないくらい、何かが爆発していたんだと思います。

プロミスの返済に全て使い貯金が0になった

そんなある月、先にプロミスを返済すると、アコムの返済ができないことに気づきました。仕方なくプロミスの分を支払いましたが、アコムの期限はどんどん迫ってきます。

この時の私は、もうどうすることもできないと諦めていました。

夫に打ち明け、ローン担当者に連絡を入れた

夫を頼るしかないと思った私は、返済期限の1日前に泣きながら夫に打ち明けました。

最初は夫も驚き、怒っていましたが、「こうなったのには自分にも責任があるから、必ず解決しよう」と約束してくれました。

まず私はアコムの担当者に連絡し、返済が遅れそうな旨を伝えました。怒られると思ってましたが、意外と丁寧に対応してくれ、少しだけ返済期限が延びました。

その月は夫が肩代わりして返済できましたが、この生活をずっと繰り返すわけにはいかないので、無料で相談ができるコンサルタントに電話をしました。

100万円の借金をおまとめローンで一本化

相談した結果、返済がかさんだ一番の理由は2つのローンを借りていたからだと分かりました。

そこで目を付けたのがおまとめローンで、借金を一本化する方法です。

この時私は総額100万円ほどの借金を抱えていましたが、プロミスのおまとめローンを使って一本化すると、金利が3%ほど安くなり、返済が楽になりました。

バイトを増やしてコツコツ返済した

それ以降は、地道に少しずつ返済をしていきました。

例えば、平日全て入っていたパートの他に、土日も近所のケーキ屋でアルバイトをしました。

貯金0だった口座にもお金が貯まっていき、返済の他に生活資金にも充てることができました。

夫もお小遣いを減らしながら返済に協力してくれ、そこから1年ほどで完済ができました。

身の丈にあった生活にも幸せな瞬間はある

サラ金でお金を借りて首が回らなくなるなんて、まさか私が経験すると思いませんでしたし、そういう人はほとんど男性という勝手なイメージがありました。(実際、カードローン利用者の7割は男性)

ただ、女性は持ち物のブランドなどでレベルを図るような傾向がありますから、そういった意味で一度カードローンを借りると危険な気もします。

私もカードローン地獄にいた時は離婚の危機でしたが、夫の協力で脱出できてからはほのぼの、幸せにやっています。

あの時、私は週3でパートをしている状況を「地獄」だと考えてカードローンに手を出しました。

しかし結果的に大失敗した後は、今までの生活がどれだけ恵まれていたかを実感することができるようになりました。

お金がなくても幸せに暮らすことができます。今カードローンへの申し込みを考えている方は私の体験を読んで一度立ち止まって、もう一度よく考えてほしいと思います。

カードローン地獄に陥る理由とは?

プロミスやアコムなどの大手消費者金融は、30日間の無利息期間サービスなど、利用者が使いやすいように整備されています。

今のカードローンはヤミ金からは当然のこと、友人に借りるより安全な場合もあるのです。

ただ、それでも上のようにカードローン地獄に陥ってしまうケースは多々あります。カードローンを安全に利用できた人とそうでない人の大きな違いは、以下の点です。

お金を具体的な目的のために使うことができたか

借金返済やレジャー目的など、借りる目的は何であれ、レジャー代50万円ならお金をそのためだけに借り、そのために使う意思の強さが求められます。

用途を生活費まで広げるとかなり危険

カードローンは、借りたお金の用途が原則自由です。そのため、最初はレジャー代のためにお金を借りても、その後違う目的のために利用してしまいがちです。

カードローンを生活費のために利用すれば、収入以上の良い暮らしを送ることができます。そして、そんな生活を数か月続けると、カードローンなしの暮らしは考えられなくなってしまいます。

こうして借入額がどんどん増えてくると、その分返済負担が重くのしかかってきます。この時にカードローンの利用をやめれば良いのですが、一度楽な暮らしを経験したらもとには戻れないものです。

結局、自分が何のためにカードローンを借りたかなんてすっかり忘れてしまい、乱用してしまった結果、返済できなくなり自己破産をする…というのが、カードローンで失敗する人に多い特徴です。

カードローン地獄にはまりやすい人の特徴

カードローン地獄にはまりやすい人の中には、生まれた時から貧乏でどうしようもなかったという方も多いです。

ただ、借金が返せなくなる人の多くは、立ち直るチャンスは今まで何回もあったのに、それをものにしなかった”普通”の人です。

ここからは、カードローン地獄にはまりやすい人の特徴を紹介していきます。あてはまる方は、カードローンの利用をやめるか、十分気をつけて申し込むようにしましょう。

【特徴①】とにかく人に流されやすい

お金に関してとにかく見栄を張ってしまう、友達に呼ばれるとお金がなくても遊びに行ってしまうという方は、注意してカードローンを利用したほうが良いです。

実際、自己破産者の中には友人の連帯保証人を断れなかった平均年収以上の方も多いです。

友達の誘いやお願いを断れない方は、「借入期間中は絶対誘いにのらない」という強い意志でカードローンを使うようにしましょう。

【特徴②】お金の管理が苦手

ちゃんと働いているはずなのにお金がいつの間にかなくなってしまう。仕方がないので事あるごとに親を頼っていたという方がカードローンを利用すると、失敗する可能性は非常に高いです。

カードローンは低リスクで大金を借りられる分、もともとお金の管理が下手な人は返済に苦労する傾向があります。

カードローンを使う際は、自己管理を厳しくおこなうようにしましょう。

【特徴③】期限を守るのが苦手な人

カードローンは1ヶ月に1回返済期限があるので、そこに向けてお金を逆算して作らないといけません。

そのため、数週間前から返済後の生活も見越した計画を立て、それを厳しく守らないといけません。

昔から宿題は期限ギリギリに終わらせていた、誰かに言われるまで動き出した経験がないという方は、カードローンを使うのに向いていません。
こうした方がカードローンを借りる際は、返済の1週間前には返せる体勢を作っておき、早めに処理するようにしましょう。

カードローン地獄から脱出できないと最終的にどうなる?

毎月のしかかるカードローンの返済が厳しくなると、多くの方は返済のお金を作るために新たな借金を他社からします。

こうした多重債務状態に陥ると、返済の管理ができなくなりどんどん借金は膨らんでいきます。

ただ、多重債務の一番のリスクは経済的負担ではなく、増え続ける借金の前に理性を失ってしまうことです。

カードローン地獄に陥ってしまったら、今は苦しくても安定した働き口を探し、日々節約するしかありません。しかし中には、「もうどうにでもなれ」と有り金を全部ギャンブルにつぎ込むケースも少なくありません。

こうなると、いよいよ債務整理をするしか方法はなくなってしまいます。

債務整理の方法は大きく分けて3種類

債務整理は、大きく3つの種類に分かれます。

  • 任意整理
  • 個人再生
  • 自己破産

それぞれメリット・デメリットがあるので、自分のケースに合った方法をしっかり見極める必要があります。

任意整理は最も一般的な方法

任意整理は、弁護士に依頼をして金融機関と交渉をおこない、利息カットや毎月の返済を減額してもらう方法です。

カードローンが払えなくなったので任意整理をおこなうという場合、例えば他に借りている住宅ローンやフリーローン、または車、家などの資産には何の影響も出ません。

最も安全に借金を減らせる方法ですが、一度任意整理をするとそこから5年は新たにローンを借りることができないので注意しましょう。

個人再生は高額の借金を抱えた人におすすめ

個人再生は、現在の借金を2~9割減らしてもらうように依頼し、認められれば3~5年で完済をする方法です。

今からいくらのお金を作れるのか、それを使えば何年で返済できるのか、そのために借金をいくら減らしてほしいのかという内容を再生計画案にまとめ、裁判所に提出します。個人再生が認められるには、この再生計画案がいかにしっかり練られているかも重要になります。

また、再生計画案を立てる際は現在の収入をベースに考えます。そのため、無職の人は個人再生をおこなうことができません。

個人再生は任意整理の利息カットとは違い、大幅に借金を減らせるので、数千万円の借金がある人におすすめです。

ただその分、個人再生をすると最大10年は信用情報にキズがつくので注意しましょう。

自己破産はカードローン地獄から脱出する最後の手段

債務整理の中でも最も重い方法が、自己破産です。

自己破産をすると、車、家などの全資産を手放すことで税金を除く借金が全て0になります。

自己破産者は一般的にイメージが悪いですが、破産後も公務員などの特定の職業以外は普通に就くことができます。

また、口座が利用できなくなるということもないので、資産を手放した後は普通に生活をすることができます。

自己破産を早めにしたことで人生をやり直すことができたという方も大勢いるので、借金に苦しむ方は早く専門家に相談するようにしましょう。

カードローン地獄のリスクは今後減る見込み!それでも厳しい自己管理が重要です

カードローン地獄に陥るのは借りた本人の責任という風潮が長いことありました。

しかし、2017年には銀行カードローンのずさんな審査が原因で自己破産に陥った人が相当数いることがわかり、問題になりました。

また、2018年にはスルガ銀行カードローンで、審査に到底通りそうにない人にも融資をおこなっていたことが発覚しました。

こうした背景を考えると、カードローン地獄に陥る理由は借主ではなく金融機関に非があるケースも今まで沢山あったということです。

今後は規制が強化され、金融機関が返済できない金額を融資することは減っていくと思われます。

ただ、現実的に返せる額を融資してもらえたとしても、利用者の自己管理が甘かったら意味がありません。

最初は少額借りただけなのに結果的に貯金0になることもあることを理解し、安全にカードローンを利用しましょう。