ビジネクストの審査基準は?審査に落ちた時の対処法を解説

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ビジネクストは、アイフルグループの事業者用ビジネスローンです。

大手消費者金融ということもあり安心して借りられる一方、銀行からよりも融資を受けやすいので、中小企業や個人事業主におすすめです。

しかしながら、ビジネクストの審査に落ちる人も多数いるのも事実。そこで今回は、ビジネクストの審査基準と落ちる人の傾向、落ちてしまったときの対処法を徹底解説していきます!

ビジネクストとは?メリット・デメリット・審査基準を解説!

ビジネクストの審査基準は甘い?厳しい?

法人・事業主が融資を受ける最もポピュラーな方法が、日本政策金融公庫の事業者向け融資を受けるやり方です。

日本政策金融公庫は財務省の所轄にある国の政策金融機関で、起業資金の融資、大~小規模事業者向けの融資など、幅広い貸付をおこなっています。

そのため、自分の事業規模に合った貸付を選ぶことができるので、審査にも通りやすいです。

ただ、日本政策金融公庫は申し込みから融資の決定まで2週間ほどかかる、時間のかかるビジネスローンです。

そのため、早期で融資を受けたい方は、銀行か消費者金融のどちらかに申し込むようになります。

ビジネクストは銀行ビジネスローンよりも審査に通りやすい

ローン名 金利 融資額
ビジネクスト 8.0%~18.0% 50万円~1,000万円
関西アーバン銀行
「アーバンフリーローン」
4.0%~13.5% 100万円~5,000万円
東京スター銀行
「スタービジネスカードローン」
6.5%~14.5% 50万円~500万円
VIPローンカードBUSINESS 1.7~16.8% 300万円~500万円
プロミス
「自営者カードローン」
6.0%~17.8% 300万円まで

ビジネクストの上限金利は年18.0%で、ビジネスローンの中ではトップの上限金利となっています。

低金利のビジネスローンは、利息(=会社の取り分)が少ないので、貸した分は完済してもらわないと経営が成り立ちません。

そのため、収益性の高く、将来性もある事業かどうかを審査時に厳しく見る傾向にあります。

一方、ビジネクストのような高金利のビジネスローンは、低金利の銀行ローンよりも審査に通りやすい傾向にあります。

ビジネスローンの審査基準はどこも比較的同じ?

銀行のビジネスローンよりも消費者金融のほうが審査が甘い傾向にあるのは確かですが、銀行カードローンと消費者金融カードローンほどの審査基準の差はないと考えられます。

その理由の1つに、融資額の高さがあります。

個人のカードローンは10万円以下の少額を希望する人が多いですが、ビジネスローンは借入額が高額になりやすいです。

消費者金融のカードローンでも高額の借入審査に通るのは銀行カードローンと同じく難しいので、消費者金融のビジネスローンも同様に審査基準が高いです。

銀行か消費者金融か以前に、融資額をいくらに設定するかどうかのほうが、審査難易度には影響すると考えられます。

ビジネクストの審査で見られる項目

ビジネクストの審査は、カードローンと仕組みが少し異なります。

個人用カードローンの場合は申込者の返済能力と信用情報が審査で重視されましたが、ビジネクストは返済能力を徹底的に審査します。

特に、「決算情報」と「業種・事業歴」の2点はチェックされるので注意しましょう。

売上高経常利益率

売上高経常利益率とは、会社の本来の成績(経常利益)が、売上高に対して何%かという指標です。

経常利益は、営業利益(売上高-原価などの営業コスト)に受け取り利息や配当金などの営業外収益を加え、更に支払い利息を差し引いたものです。

この売上経常利益率は返済能力の証明に直結する部分であり、ビジネスローン審査では最も重視される項目です。

総資産経常利益率(ROA)

総資産経常利益率(Return on Asset)は、Return(利益)をAsset(総資産)で割ることで算出されます。

ROAによって、会社がすべての資産を利用していくらの利益をあげているかが示せます。

事業の収益ではなく、企業の総合的な収益性を表す財務指標ということですね。

当座比率

当座比率とは、当座(直近)の短期負債に対する支払能力を表す指標です。

当座比率(%)は、当座資産÷流動負債×100で計算をします。

当座資産には、現金・預金・受取手形など短期間で現金化できる資産が含まれます。

この割合が高いほど、黒字倒産などのリスクが低いという証明になります。

流動比率

流動比率とは、企業の1年以内の収支倍率のことで、以下の計算式で求められます。

流動資産=流動負債×100%

この値が100%以上であれば、1年以内に返済が滞る確率は低いです。

ちなみに、流動比率の目安は中小企業が120%前後、大企業が130%前後となっています。

固定比率

固定比率は、企業の固定資産と自己資本の関係を表す比率で、固定資産÷自己資本で算出されます。

企業の収益を固定資産が占める場合、将来的な成長は見込めませんよね。そのため、この比率が低ければ低いほど健全という証明になります。

固定長期適合率

固定長期適合率とは、固定資産(大規模設備・不動産など)に投資した資金が長期資金でどれだけまかなえるかを見る指標です。

固定長期適合率は、固定資産÷(固定負債+自己資本)で算出します。

固定比率と良く似た指標ですが、工場設備などの高額の固定資産がどれだけ経営を圧迫するかを確認するのに適しています。

比率を80~50%に抑えられていると健全と見なされ、審査にも通りやすいです。

自己資本比率

自己資本比率は、総資本のうちどの程度が自己資本で占められているかを表す指標です。

自己資本とは返済の必要がない資本のことなので、これの割合が大きいほど返済できる余裕も大きく、ビジネクストの審査にも通りやすいと言えます。

債務償還年数

債務償還年数はそのものズバリ、法人・個人事業主が借入金を返済するまで何年かかるかという意味です。

債務償還年数の計算式は、以下のようにして求められます。

債務償還年数=(有利子負債合計-正常運転資金)÷キャッシュフロー

有利子負債とは返済義務のある借入金や社債のことです。正常運転資金とキャッシュフローは以下の計算式で求めます。

【正常運転資金】
売掛金+受取手形+在庫-買掛金-支払手形
【キャッシュフロー】
利益(営業利益、経常利益、税引後当期利益)+減価償却費

当然ですが、債務償還年数が短いほど、ビジネクストの審査には通りやすくなります。

インタレスト・カバレッジ・レシオ

インタレスト・カバレッジ・レシオとは、営業利益を使って、どれだけ余裕をもって借入利息をまかなえるかを示す指標です。

インタレスト・カバレッジ・レシオは、営業利益÷支払い利息で計算することができます。

インタレスト・カバレッジ・レシオが高いほど、余裕を持って返済ができるということになり、ビジネクストの審査に通りやすいです。

ビジネクストの審査は担当者が書類に目を通している!

ビジネスローンの審査では返済能力が最重視されると書きましたが、これはほとんどのローン審査で自動スコアリングシステムを採用しているため、このような単純情報で判断するしかないからとも言えます。

ただ、ビジネクストの担当者に聞いてみたところ、ビジネスローンとしては珍しく、担当者が書類等に目を通して、通過か否かを決めているとのことです。

これを踏まえると、ビジネクストは返済能力の他に以下の点も審査でチェックされると考えられます。

  • 事業の優位性
  • 市場の将来性
  • 市場規模
  • 会社の評判・経営者の経歴など…

つまり、ビジネクストはビジネスローンの中でも、少し特殊な審査基準を持っていると言えるでしょう。

ビジネクストの審査に落ちる企業・個人事業主の特徴

ビジネクストの審査に落ちた企業・個人事業主の口コミを分析してみると、共通した傾向がいくつか見えてきます。

審査落ちの理由を知り、我が身を振り返って対策をしておけば審査に通る可能性は高まります。

ここからは、ビジネクストの審査におちた企業などに共通するポイントを紹介していきます。

経営者の信用情報がブラック

ビジネスローンは、経営者のステータスが審査結果に大きく影響します。

経営者個人が過去にカードローンやクレジットカードの支払いを延滞していれば、ビジネスローンの審査通過も難しいでしょう。

ビジネスローンは経営者への個人ローンという側面もあるので、日頃から金融サービスの利用には十分注意しましょう。

会社の評判が悪い・事業の将来性が低い

通常のビジネスローンと違い、ビジネクストは担当者の調査も審査に影響します。

そのため、会社の評判や事業の将来性も審査結果に影響します。

評判が悪くなってしまったものはどうしようもないので、ビジネクストのような審査方法をとっていないビジネスローンを受けるのがおすすめです。

決算書の数字に問題がある

ビジネクストは人間が審査をおこないますが、上で挙げたような評価指標のスコアリングは機械が自動的におこないます。

このスコアが単純に悪ければ審査に通る可能性は低くなります。

直近の業績が悪い場合などは、事業計画書を作成し、今後改善の見通しがあることを証明しましょう。

ビジネクストは担当者が事業計画書を読んでくれる可能性が高く、こうした努力が審査通過の突破口になる場合も良くあります。

借入希望額が大きすぎる

借入希望額が大きければ大きいほど、審査は厳しくなります。

万が一高額の借り入れができたとしても、毎月の返済が経営を圧迫してしまうので、見合わない融資を受けるくらいなら審査に落ちたほうが身のためと言えるでしょう。

ビジネスローンはあくまで一時的なつなぎ融資で、経営を一旦立て直すのに使うのが理想的です。

ビジネクストの審査落ちに有効な対処法

他のビジネスローンの審査を受けてみる

当たり前ですが、ビジネスローンはビジネクストだけではありません。

確かにビジネクストは高金利の消費者金融ローンということで、業界でも審査に通りやすいほうですが、会社の評判なども影響するというのが他社と大きく違います。

つまり、評判が下がっているときにビジネクストは審査に通りやすいからといって受けても、落ちてしまう可能性が高いということです。

通常、審査の甘いローンに落ちてしまった方に他社のローンを再度受け直すのはおすすめしませんが、ビジネクストの場合はそれも1つの手です。

赤字見直しをおこなう

今すぐに大幅な経営立て直しはできなくても、現在の状況から少しでも改善できれば、その分だけ審査には通りやすくなります。

赤字をすぐに見直したい方は、以下のような方法をとるのがおすすめです。

  • 経費ではなく、資産計上をする
  • 経費を年払いから月払いにする
  • 保険金の解約金を利益にする
  • 有価証券・不動産などを売却する
  • 経費をできるだけ削減する

他社のビジネスローンに再チャレンジする場合にも、申し込み前にこうした施策をとったほうが、改善のあとを認めてくれて融資を受けられやすくなります。